【中学受験】小6娘の志望校が白紙になりました。

中学受験

過去問に取り組む直前に、振り出しに戻ったわが家の話

中学受験も、いよいよ後半戦に入りました。

夏期講習が終わり、模試の結果も少しずつ上向いてきた娘。

先日、塾で過去問についての説明会があり、わが家もこの連休から第一志望校の過去問に挑戦しようというタイミングに、わが家は突然、第一志望校を見直すことになりました。

つい先日まで「ここを第一志望にしよう」と親子で話し、塾の先生との面談でも伝えたばかりの学校です。

過去問もすでに購入していました。

それなのに、9月に学校説明会に参加した娘の口から出てきたのは、

「やっぱり、あまり行きたいと思わないかも」

という言葉でした。

正直、親の私はかなり焦りました。

学校説明会で娘が感じた違和感

その学校には、小学5年生のときにも一度訪れたことがありました。

その時は、ここに通いたいと言っていたのに…

親の私から見ると、とても魅力のある学校だと思います。

教育方針がしっかりしていて、進学実績も申し分ありません。自宅からの通学も現実的です。

「ここなら安心して6年間通わせられそう」

私はそう思っていました。

ところが娘は、今回の説明会や校内の様子を見ながら、何か引っかかるものがあったようです。

理由を聞いても、最初は、

「なんとなく。うまく言葉にできない」

とのこと。

その後、娘からぽつりぽつりと出てきた言葉をまとめると、授業を見学した際の教室の雰囲気や、生徒たちの過ごし方が、自分のイメージとは少し違うと感じたようでした。

もちろん、学校が悪いわけではありません。

むしろ私には、のびのびとしていて魅力のある学校に見えました。

ただ、

「親が考えるいい学校」と「子どもが通いたい学校」は、必ずしも同じではない。

そのことを、改めて感じました。

小6の9月。親としてはやっぱり焦る

もし小学5年生なら、

「じゃあ、ほかの学校も見てみよう」

と、もう少しゆっくり考えられたかもしれません。

しかし、小学6年生の9月となると話は別です。

これから本格的に過去問演習が始まります。

塾でも志望校別の対策を意識する時期ですし、受験日程や併願校も、そろそろ具体的に決めなければなりません。

私は学校案内を広げながら、

「今から第一志望を探し直して間に合うのかな」

「買った過去問はどうしよう」

「そもそも、娘が本当に行きたい学校はあるの?」

と、一気に不安になりました。

少し前までは、ただ、

「成績が上がってほしい」

と思っていました。

ところが今度は、

「成績は上がってきたのに、行きたい学校が決まらない」

という、別の悩みが出てきました。

中学受験は、一つの悩みが解決すると、また次の悩みが出てくるものなのかもしれません。

夏期講習後の模試の点数は過去最高。それでも志望校は決まらない。

夏期講習後に受けた模試では、娘の成績が大きく伸びました。

本人も驚くほどの結果で、親としても、もちろんうれしかったです。

「夏休み、頑張ったもんね」

と、家族で素直に喜びました。

一方で娘は、

「今回は良すぎたから、次は自信がない」

とも話していました。

そして今回、第一志望までいったん白紙に。

私はどこかで、成績が上がれば受験の悩みは減っていくと思っていたのだと思います。

でも、実際はそうではありませんでした。

偏差値が上がることと、本人が行きたい学校を見つけることは、まったく別の問題でした。

「せっかくここまで決めたのに」と思ってしまった

娘が第一志望校に行きたくないと言ったとき、私の中には、

「せっかくここまで決めたのに」

という気持ちもありました。

これまで何度も学校について調べ、娘の希望を聞き、塾の先生にも相談しながら決めた志望校です。

学校説明会に参加して本人の気持ちを高め、このまま過去問に取りかかろう。

そう思っていた矢先のことでした。

一瞬、すべてが振り出しに戻ってしまったような気持ちになりました。

けれど、冷静に考えると、その学校に6年間通うのは私ではありません。

娘です。

12歳の娘が感じた、

「なんとなく、自分には合わない」

という感覚。

理由をうまく説明できないからといって、それを「気のせい」で片づけることはできませんでした。

第一志望校の過去問はいったんストップ

娘と話し合い、購入した第一志望校の過去問は、いったん始めるのをやめることにしました。

その日の夜、娘なりに「行ってみたい学校」をもう一度洗い出しました。

すると、これまで見学したことのない学校も候補に挙がりました。

ちょうど翌日に文化祭が開催される学校があったため、急きょ2校を見学することにしました。

第一志望が白紙になった、その翌日。

2校のうちの1校で、娘から、

「ここ、いいかも!」

という言葉が出ました。

パンフレットを読んでいるだけでは分からなかった、その学校の空気。

設備や偏差値、通学時間だけではなく、

「ここに自分が通っている姿を想像できるか」

という感覚が、娘にとってはとても大切なのかもしれません。

もちろん、文化祭に一度行っただけで第一志望を決めるつもりはありません。

これから学校説明会にも参加し、入試問題との相性や通学時間、進路についてもしっかり確認するつもりです。

それでも、久しぶりに娘の口から、

「行ってみたい」

という言葉が出たことには、少しほっとしました。

小6の9月でも、志望校を見直していい

今回のことで私が感じたのは、

「もう9月だから」という理由だけで、無理に第一志望校を固定しなくてもいい

ということです。

もちろん、時期的な焦りはあります。

受験まで、あと数か月。

決して悠長に構えていられる時期ではありません。

それでも、本人が違和感を持っている学校を、

「もう9月だから」

という理由だけで第一志望にし続ける方が、あとで後悔するかもしれません。

わが家も、まだ答えは出ていません。

現在進行形で迷っています。

それでも今は、偏差値だけで学校を選ぶのではなく、

「娘が6年間を過ごしたいと思える学校」

を、もう一度探してみようと思っています。

小4・小5で見た学校も、小6では感じ方が変わる

もう一つ、今回の経験から気づいたことがあります。

それは、小学4年生や5年生のときに参加した学校説明会や見学会での印象が、そのまま小学6年生まで続くとは限らないということです。

以前の娘は、まだ中学校生活を具体的にイメージできていなかったのだと思います。

どの学校へ行っても、

「いいね」

と言っていました。

私も、そのときの印象がそのまま続くものだと思っていました。

けれど娘の成長とともに、学校を見る視点も変わっていました。

以前は気にならなかった教室の雰囲気や生徒の様子を見て、

「自分に合いそうか」

「ここで6年間を過ごしたいか」

と、少しずつ自分のこととして考えられるようになったのかもしれません。

低学年のうちから学校を見ておくことは大切です。

ただ、本人の志望度が高い学校ほど、受験学年になってからもう一度足を運び、今の本人がどう感じるかを確かめることも必要なのだと思いました。

振り出しに戻っても、無駄ではなかった

小学6年生の9月に、こんなことで悩むとは、数か月前には思ってもいませんでした。

親が予定表どおりに進めようとしても、中学受験はなかなかそのとおりにはいきません。

第一志望校の過去問を始める直前で、志望校選びは振り出しに戻りました。

でも、ここまで調べ、見学し、親子で話し合ってきた時間まで無駄になったわけではありません。

今回、娘が自分の違和感を伝えてくれたことも、実際に足を運んで「行ってみたい」と思える学校に出会えたことも、これからの学校選びにつながっていくはずです。

2027年2月、すべてが終わったときに、

「中学受験をしてよかった」

と娘自身が思えるように。

焦りながらではありますが、わが家はもう一度、後悔しない学校選びをしていきたいと思います。

この記事を書いた人

ひより|アラフィフ・小6娘&2歳息子の母

中学受験、子育て、家計、資産形成、暮らしのことを記録しています。
がんばりすぎず、家族も自分も心地よく。
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